議会報告

2014.12.05 |定例県議会

2014年12月定例県議会(本会議)の一般質問の報告

1.子ども・子育て支援新制度の実施に必要となる財源の確保に向け、県として国に働きかけるべきと思うがどうか。

子ども・子育て支援新制度の実施に必要となる財源の確保に向け、県として国に働きかけるべきと思うがどうか。

答弁内容(健康福祉部長 中岡 靖)

1.子ども・子育て支援新制度では、県及び市町村が、地域のニーズを反映し、放課後児童クラブを含む各種施策を推進することとされており、そのための財源の確保は重要な課題となっています。

2.県では、新制度の円滑な実施に向けた財源の確保について、これまでも、全国知事会等を通じ、国に対して要望してまいりました。

3.県としては、引き続き機会を捉えて、必要な財源確保について、国へ要望してまいります。

2.入所待機者の解消に向け、整備事業者への手厚い支援を継続し、特別養護老人ホームの整備促進を図っていくことが必要だと考えるがどうか

入所待機者の解消に向け、整備事業者への手厚い支援を継続し、特別養護老人ホームの整備促進を図っていくことが必要だと考えるがどうか。

答弁内容(知事 森田 健作)

1.急速に高齢化が進む中、高齢者が住み慣れた地域で安心して生活していけるよう、特別養護老人ホームの整備を進めていくことは大変重要であると認識しています。

2.県では、入所待機者の急増に対応するため、平成21年度から、1床当たりの補助単価を全国トップクラスの400万円として、積極的に整備を進め、現在までに、約6,300床が開所し、一定の成果を上げてきたものと考えております。

3.今後とも、入所待機者数の動向や整備の進捗状況などを踏まえつつ、入所が必要な方が、一人でも多く特別養護老人ホームを利用できるよう、引き続き整備促進に取り組んでまいります。

3.手賀沼終末処理場の下水道汚泥焼却灰の一時保管における安全確保の現状と、今後の対策はどのように取り組んでいくのか

手賀沼終末処理場の下水道汚泥焼却灰の一時保管における安全確保の現状と、今後の対策はどのように取り組んでいくのか。

答弁内容(都市整備局長 早川 徹)

1.指定廃棄物となっている下水道汚泥焼却灰は、放射性物質汚染対処特措法や国のガイドラインに基づき、十分な安全対策を講じ、仮設倉庫や建屋内に保管しております。

2.県では、仮設倉庫内に保管している焼却灰約380トンにつきまして、飛散・流出に対する安全性の向上を図るため、今年度、保管容器の二重化や、開口部を密閉する措置を実施しており、今月中に完了する予定となっております。

3.今後、建屋内に保管している焼却灰約170トンについても同様の措置を講じ、安全性の向上を図り、場内で適切に保管してまいります。

(要望)
仮設倉庫に保管されている汚泥焼却灰約380トンについては、保管用のフレコンバッグを二重化した上で密閉する措置が今月中に完了する予定とのことだが、今後、同様の措置を行うとの答弁のあった建屋内の汚泥焼却灰約170トンについても、来年度の出来るだけ早い時期に完了するよう要望する。

4.治水対策について

(1)水防法に基づく、手賀川・手賀沼の水位情報周知河川への指定に向けた取組状況はどうか。

答弁内容(県土整備部長 永田 健)

1.水位情報周知河川は、洪水被害の軽減を図るため、特に警戒すべき水位として特別警戒水位を設定し、市町村長が避難勧告等を円滑に発令できるように指定するものです。

2.国が管理する手賀川については、国土交通大臣が、県が管理する手賀沼に関しては、知事がそれぞれ指定することとなることから、国と県が連携して、浸水想定区域や水位などの設定を行うこととしております。

3.昨年末より指定作業に着手しております。本年10月には、国及び周辺自治体と調査や解析手法について合意したところであり、現在、国と共同で詳細な解析作業を進めております。
引き続き、早期の指定に向けて、取り組んでまいります。

(2)若松地区における手賀沼湖岸堤防の整備状況と今後の見通しはどうか。

答弁内容(県土整備部長 永田 健)

1.昨年の台風26号の影響により、若松地区においては、浸水被害が生じたところです。

2.この浸水被害を受け、湖岸堤防の整備計画の見直しを行い、若松地区1.1キロメートル区間の早期完成を図ることとし、今年度から本格的に事業化しております。

3.既に、軟弱地盤の地盤改良に着手しており、平成29年度末までには築堤が完成するよう事業を進めてまいります。

5.光化学スモッグ注意報の発令地域について、我孫子市を印西地域から分離し、単独で新たに「我孫子地域」を作るべきと考えるがどうか

光化学スモッグ注意報の発令地域について、我孫子市を印西地域から分離し、単独で新たに「我孫子地域」を作るべきと考えるがどうか

答弁内容(環境生活部長 中島 輝夫)

1.光化学スモッグ注意報の発令に関する地域区分については、光化学スモッグの発生状況、発生源の立地状況、気象条件を総合的に勘案し、県内を12地域に区分しているところです。

2.これらの地域区分については、大気環境データの推移により、必要に応じて見直しを行っており、現時点における我孫子市の環境データは、印西地域内の他市町と比べて、大きく異なる状況にはないものと考えています。

3.今後も、注意深くデータを監視しながら、適切な発令地域の区分について検討してまいります。

(要望)
我孫子市は、行政区域上は東葛地域に含まれることを考慮し、発令地域としても東葛地域とする可能性を含め、総合的に検討していただきたい。

6.湖北小学校入口交差点において、市側の市道拡幅に併せて感応式信号機設置が必要と考えるがどうか

湖北小学校入口交差点において、市側の市道拡幅に併せて感応式信号機設置が必要と考えるがどうか。

答弁内容(警察本部長 黒木 慶英)

同所は、国道356号と市道が交差する十字路交差点で、現在は押しボタン式信号機を設置しておりますが、道路管理者による市道の拡幅や交差点改良が行われる予定であることから、道路管理者と連携しまして、工事の進捗状況を見ながら、速やかに感応式信号機への改良を行うことを予定しております。

7.我孫子流山自転車道と佐原我孫子自転車道をつなぐ、主要地方道千葉竜ヶ崎線に信号機を設置していく必要があると思うがどうか

我孫子流山自転車道と佐原我孫子自転車道をつなぐ、主要地方道千葉竜ヶ崎線に信号機を設置していく必要があると思うがどうか。

答弁内容(警察本部長 黒木 慶英)

我孫子流山自転車道と佐原我孫子自転車道をつなぐ、主要地方道千葉竜ヶ崎線における信号機設置についてでありますが、同所は周辺の道路環境整備に伴い、今後、自転車等の利用が増加することが見込まれ、信号機設置の必要性が認められることから、道路管理者と連携しながら、信号機設置に向けた検討を行ってまいります。

8.県内被災地の復興を後押しするために、県内被災地すべてが聖火リレーのルートとなるよう、関係機関に積極的に要請すべきではないか

県内被災地の復興を後押しするために、県内被災地すべてが聖火リレーのルートとなるよう、関係機関に積極的に要請すべきではないか。

答弁内容(知事 森田 健作)

1.聖火リレーは、走者と観客など多くの国民が一体となって、東京オリンピック・パラリンピックに参加できる貴重な機会であり、コースとなる地域の人々にとって、忘れられない記憶として刻まれるものと思います。

2.本県の被災地が聖火リレーのコースとして選ばれることになれば、復興した姿を世界に示せる絶好の機会となります。

3.そのため、県としても、組織委員会等の動きを注視しつつ、聖火リレーを含め、東京オリンピック・パラリンピックの成功に向けて、全力で取り組んでまいります。

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